記事を公開するとき、見出しを画像へ貼るだけでは、誰に役立つ内容なのかが見えないことがあります。
反対に、目を引かせようと効果を大きく言いすぎると、読んだ人の期待と本文がずれます。
このレッスンでは、練習用の記事から読者と持ち帰れることを抜き出し、画像で約束する一文を作ります。
完成した画像を作る前に、何を載せ、何を載せないかを決める準備です。
この記事で学ぶこと
- 記事本文と画像で約束する内容を対応させる。
- 読者の利用場面を一つ選び制作メモへ記録する。
- 画像制作と共有設定の完了条件を分ける。
記事画像と共有の設定を分ける
この記事で扱うOGP画像は、記事のURLを共有したときに表示される画像として用意するものです。
OGPはページの情報を外部へ伝える仕組みであり、画像そのものだけを指す言葉ではありません。
画像ファイルを作る作業と、サイトで共有用の画像を指定する作業を分けて考えると、完成したのに表示されない場合も調べやすくなります。
例えば、記事の冒頭へ画像を貼れても、共有時に別の画像が出る場合があります。
本文の画像と共有用画像が別の設定になっている可能性があるためです。
この段階で画像を作り直す必要はありません。
制作物の問題なのか、設定や配信の問題なのかを先に確かめます。
本コースの基本課題は、共有用画像の本命1案と比較2案、再編集できる設定、確認記録を残すことです。
自分のサイトを持っていなくても、配布する編集ツールで画像の大きさと切り抜きを確認できます。
実際のサービスでの共有確認は、掲載権限と公開先がある人だけが行います。
未公開の練習記事を外部へ投稿することは求めません。
完成したPNGは、色や文字が一枚にまとまった画像です。
文字を再編集するためには、PNGとは別に設定ファイルと使用した素材が必要です。
「画像を保存できた」と「後から直せる」の二つを、初めから別の完了条件にしておきます。
練習記事から読者を一人決める
本コースでは、架空の記事「会議前に決める3つのこと」を使います。
読者は、社内の小さな打ち合わせを初めて進行する担当者です。
本文では、会議で決めること、事前に読む材料、参加者の役割を先に書く方法を説明します。
会議時間が何分短くなったという調査結果や、売上が増えたという実績は含めていません。
読者を決めるときは、年齢や性別より、記事を必要とする場面を先に書きます。
この例なら「会議を開くことになったが、招待文に何を書けばよいか迷っている人」です。
困りごとが具体的になれば、時計を大きく描くべきか、準備する情報を見せるべきかを考えられます。
「働くすべての人」とだけ書くと、初心者へ準備を教える記事と、管理職へ会議制度を提案する記事の違いが消えます。
画像が約束できる内容も広がりすぎます。
まず一つの利用場面で決め、別の読者に広げる判断は基本課題の後に回してください。
素材の全文を読み、読者が今困っていることと、読後に実行できることを各一文でメモします。
本文に書かれていない人物像は「今回の想定」と明記します。
実在する読者の調査結果と、制作のために置いた仮定を混ぜないことが、後で記事を応用する際にも役立ちます。
本文で裏付けられる約束を選ぶ
画像に載せる約束は、記事を読み終えた人が本文のどこで答えを得られるか説明できる内容にします。
この練習では「会議前に決める3つのこと」がそのまま使えます。
三つの内容が本文に独立してあり、準備の手順も書かれているからです。
文字が短いかより、先に内容が一致するかを確認します。
候補が「会議を半分の時間にする方法」なら、半分という結果の根拠を探してください。
練習記事には効果測定がないため、この表現は採用しません。
「必ず結論が出る会議」も、参加者や議題に左右される結果を保証するため不適切です。
強い言葉を少し弱めるだけでなく、記事が実際に教えている行動へ戻します。
紙やメモアプリに「画像の言葉/本文の対応箇所/採用するか」の三列を書いてください。
「3つのこと」は三つの見出しへ対応します。
「売上向上」は対応箇所がないので外します。
見出しの短縮で意味を変えてしまった場合も、この表で検出できます。
AIへ候補を頼む場合は、本文とともに「本文にない数字、実績、成果の保証を追加しない」と渡します。
候補が魅力的でも、そのまま使わず自分で対応箇所を探します。
表現の提案と根拠の確認を分けることで、もっともらしい言い切りが紛れ込むのを防げます。
制作する環境と素材を用意する
基本の経路は、ChatGPTで文字なしの素材を作り、配布するOGP編集ツールをPCのブラウザーで開いて文字と構図を整える方法です。
ChatGPTの利用条件や画像生成の利用枠は、自分のアカウント表示で確認してください。
教材費は0円ですが、AIの利用料や待ち時間まで0円・無制限と約束するものではありません。
無料配布セットをダウンロードし、ZIPを展開します。
freeフォルダの「OGP編集ツール.html」をChromeまたはEdgeなどのブラウザーで開いてください。
起動にサーバーやログインは不要です。
ツールには完成見本と同じ練習用素材を内蔵しているので、画像生成が利用できない間も、文字と配置の練習を進められます。
ただし、配布素材を使った作業は、自分でAI素材を生成する練習とは別です。
記録には「配布素材で実施」「自分の生成素材で実施」を分けて残します。
生成が利用できるようになったら、第3レッスンで同じ課題に戻れます。
利用できない機能を探し続けるより、止まっている工程を切り分けてください。
保存用に「記事OGP練習」というフォルダを作り、元記事、制作メモ、生成素材、設定、書き出し画像を入れる場所を用意します。
相談相手の個人情報や社内限定資料は、この架空教材へ混ぜる必要がありません。
まず配布素材だけで一度終え、自分の記事への置換は後から行います。
制作メモに判断を残す
ここまで決めたことを、制作メモにまとめます。
項目は「読者」「困りごと」「本文が教えること」「画像の約束」「載せない表現」「確認していないこと」です。
デザインを眺めて迷ったときに、どの案が目的に合うかをこのメモへ戻って判断します。
文章が立派である必要はなく、判断に使える具体性があれば十分です。
架空の完成例では、読者を「初めて会議を進行する担当者」、画像の約束を「会議前に決める3つのこと」とします。
載せない表現は「時間半減、必ず成功、売上が上がる」です。
これにより、後で時計や上向きのグラフを入れた案が出た場合も、誤った期待を作っていないかを確かめられます。
メモには、確認した本文の版も残します。
記事を直して三つの手順が二つになれば、画像の「3つ」も見直しが必要です。
画像だけを更新したり、古い記事を根拠に採点したりしないように、ファイル名へ日付や版番号を付けてください。
最初は「記事v1」「制作メモv1」で構いません。
自分の記事で行うときは、編集者や著者へ確認が必要な表現を別欄に置きます。
回答待ちの内容を確定事項として生成へ渡さないでください。
未確認を残すことは制作の失敗ではなく、公開前に判断する人と質問を明らかにする作業です。
実践課題
実践課題:画像で約束する一文を作る
つくるものは、練習記事に対応した制作メモです。
配布セットの元記事とメモひな型を使います。
本文を読み、読者の場面を一つ選び、読後にできる行動を書きます。
画像に載せる候補を二つ出し、それぞれが本文のどこに対応するか確認してください。
根拠がない候補を除外し、採用した一文と理由を保存します。
- 本文から読者と行動を抜き出す。
- 二つの候補を本文と照合する。
- 採用する一文と理由を保存する。
完成例は「会議前に決める3つのこと。初めて進行する担当者に、招待前の準備を伝える」です。
「会議が半分になる」は効果の記録がないため除外します。
自己確認は、本文に対応箇所があるか、対象の場面が一つに絞れているか、未確認と事実を分けたかの三点です。
AIに確認させても、最後は元記事を開いて自分で照合します。
自己確認
- 記事本文と画像で約束する内容を対応させる。
- 読者の利用場面を一つ選び制作メモへ記録する。
- 画像制作と共有設定の完了条件を分ける。
まとめ
画像を作る前に、誰がどの場面で記事を読むかと、本文が実際に教えることを決めます。
短い言葉でも、根拠のない効果や保証を足さないことが条件です。
制作メモがあれば、後で見た目の好みと内容の判断を分けられます。
次は採用した一文を使い、画像のサイズと情報の優先順位を決めます。
- 記事本文と画像で約束する内容を対応させる。
- 読者の利用場面を一つ選び制作メモへ記録する。
- 画像制作と共有設定の完了条件を分ける。






