掲載場所と情報の優先順位を決める

告知画像に必要な情報をすべて同じ大きさで載せると、タイトルも日時も目立たなくなります。反対に見出しだけを大きくすると、参加できるかを判断する条件が消えてしまいます。このレッスンでは、画像を使う場面を仮定し、対象者が読む順番を決めます。横長の主画像と、正方形・縦長の展開画像で、何を変え、何を保つかを先に整理します。

学習目標

制作サイズと掲載先の仕様を区別する

基本課題では、横1200×縦630pxを主画像とし、1080×1080px、1080×1350pxへ展開します。これらは比較のために固定した教材の制作条件です。特定のSNSや広告サービスの最新の推奨サイズを示しているわけではありません。実案件では、掲載先の公式条件を確認してから数値を置き換えます。

確認する条件は、画像の比率、寸法、対応形式、容量、文字やボタンが重なる範囲などです。投稿の画像と広告の画像で仕様が違う場合もあるため、サービス名だけでなく掲載する機能まで特定します。「SNS用」とだけ記録すると、誰も同じ条件で確認できません。

掲載先が未定なら、今回の三サイズを使って練習し、「実媒体の条件は未確認」と残します。仕様を調べるためだけに新しいアカウントを作ったり、広告を出したりする必要はありません。制作物を完成させる練習と、実際の配信設定の確認を分けて進めます。

サイズが決まったら、なぜ三種類が必要かも書きます。横長は記事やイベントページの見出し画像、正方形は一覧に置く想定、縦長は内容を縦に読ませる想定です。これは教材上の想定であり、その場所に必ずこの比率しか使えないという意味ではありません。

最初に読ませる一つを決める

最初に読ませるのは「AIでつくる はじめての営業資料」です。参加者が何を学べるイベントかを判断する言葉だからです。次に対象者、最後に開催条件を読みます。練習用であることも常に表示し、見出しの陰へ隠しません。優先順位を決めることと、必要条件を省略することは別です。

主催者が強調したい情報と、参加者が必要な情報は同じとは限りません。社名や講師の肩書を最も大きくすると、何が学べるのかが弱くなる場合があります。著名な講師本人が主な参加理由なら人物が先になることもありますが、今回の架空教材にはその条件がありません。

制作メモを「主見出し」「対象」「日時・形式・費用」「補助素材」「練習表示」に分けます。一つずつ、見た人が何を判断するための情報かを書いてください。役割を説明できないコピーは、本文の告知文へ戻すか削ります。空いている場所を埋めるためだけの情報は増やしません。

小さい一覧では細かな補足まで読めないことがあります。それでも、参加を判断するうえで欠かせない日時や費用を、読めない大きさにしてよいわけではありません。見出しの文字量や絵の面積を調整し、必要な条件が実際に判読できる配置を探します。

情報を役割ごとにまとめる

タイトル、対象者、開催条件を別々のまとまりとして配置すると、読む場所を探しやすくなります。例えば、上部に対象者、中央に主見出し、下部に日時と条件をまとめる構成です。条件が四隅へ散ると、日付は見つかっても終了時刻や費用を見落とす可能性があります。

日時は年月日と開始・終了を近くに置きます。「14:00」だけを大きくして「15:00まで」を離すと、いつ終わるかを探す必要が生まれます。形式と費用も、同じ条件欄に「オンライン|参加費無料」と置けば、参加場所と金額を一度に確かめられます。

ただし、異なる条件を記号だけで結ぶと意味が曖昧になる場合があります。「無料」とだけ書いて、参加費なのか資料代なのか分からない状態を避けてください。今回の元情報では参加費無料と決まっていますが、別のイベントへ置き換えるときは費用の対象も確認します。

講師の情報は、内容と条件を押しのけない範囲に置きます。実案件で複数人の写真や肩書が必要なら、人数分の領域を確保して全体構成を変えます。一人用の枠へ縮小して詰め込むより、情報のまとまりを作り直す方が、文字と人物を歪めずに済みます。

固定する内容と動かす配置を分ける

三サイズで固定するのは、タイトル、対象、日時、形式、費用、講師、練習表示です。変えるのは改行、素材の位置、大きさ、条件欄の配置です。元情報を毎回入力し直すのではなく、同じ内容から配置を変えると、サイズごとに日付や表現がずれるのを減らせます。

横長では文字と素材を左右に分けやすく、縦長では上から順に積み重ねられます。正方形は縦横のバランスが変わるため、横長と同じ余白をそのまま縮めると窮屈になることがあります。比率が変わったら、情報を置く場所も変えるという前提で計画します。

配布ツールでは三つのサイズを選ぶと、同じ入力内容を使って配置を切り替えます。自由にすべての要素を動かせる汎用アプリではなく、この課題の条件を確認するための道具です。操作できる範囲を理解したうえで、入力欄の文字量や素材の収まりを調整してください。

自分のイベントで必要項目が増えた場合は、まず三サイズで保つ条件を決めます。見出しを短くしても内容が変わらないか、講師名を省ける権限があるかを確認します。収まらないから確定条件を黙って削るのではなく、掲載先や告知文と役割を分けます。

制作メモを完成条件にする

制作メモには、三サイズ、情報の優先順位、固定する文言、素材の役割、確認する表示幅を記録します。これが画像生成や文字組みの後に戻る基準です。指示を書くためだけのメモにせず、完成した画像が条件に合っているかを一つずつ照合できる形にしてください。

確認幅は、原寸に加えて、各画像を横320pxへ縮小した状態を使います。192pxは追加の診断とし、そこで読めなかった項目も記録します。実際に何pxで表示されるか分かっている場合は、その幅へ置き換えます。自分が見やすいまで画面を拡大して合格にしないでください。

架空の完成条件は「三サイズでタイトルと日時・日本時間・形式・参加費を読める」「練習表示を残す」「元情報と一字ずつ照合する」「PNGと編集設定を保存する」です。美しいと思うかだけでなく、具体的な作業ができたかで判断できる条件になっています。

実際の申込み数はこの時点では確認できません。編集上の合格と集客成果を分け、画像が完成したから満席になるとは書かないでください。制作の目的を明確にするほど、まだ調べていない成果を誤って約束しないで済みます。

実践課題:三サイズの共通条件を決める

開催情報シートを使い、固定する文言と、サイズに応じて変える配置を分けます。主画像1200×630px、展開1080×1080pxと1080×1350pxを記録し、主見出し、対象、条件の読む順番を書いてください。実際の掲載先がある場合だけ公式条件を確認し、練習条件との違いを追記します。

完成例は「タイトル→対象→日時と条件。全サイズで同じ内容を使い、横長は左右、正方形と縦長は上下へ再配置」です。自己確認は、必須情報が抜けていないか、固定文言と可変の配置が分かれているか、練習サイズを媒体共通の仕様としていないかの三点です。

まとめ:読む順番と不変の条件を決める

情報を同じ強さで並べず、参加者が内容と開催条件を順に判断できるまとまりを作ります。三サイズで同じ内容を使い、配置を変える準備をしました。次はその条件を使って、内容を補う素材をAIで生成し、主画像の初稿を作ります。

関連note

関連noteには有料記事を含みます。基本課題は本教材だけで完了できます。

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